こんにちは!よしかファームです。
お客様から、こんな嬉しいお声をいただくことがあります。
「トリコは本当に甘くて味が濃いですね!でも、ミニトマトにしては少し小ぶりな気がします」
実はその疑問、私たちが『トリコ』に込めた「美味しさの秘密」の核心を突いています。
今回は、トリコがなぜこのサイズなのか、その驚きの理由をお話しさせてください。
トリコのトマト、実はこんな品種なんです
まず皆様にお伝えしたいのは、私たちが育てているトリコは、もともと小さい「ミニトマトの品種」ではないということです。
トリコに使用しているのは『フルティカ』という品種。
スーパーなどで見かけることがあるかもしれませんが、本来であれば重さ50〜100gほどに育つ、立派な「中玉トマト」なのです。
なぜ「元から小さい品種」を選ばないのか?
「小さいトマトを作りたいなら、最初からミニトマトの品種を育てればいいのでは?」と思うかもしれません。
実は、元々小さく育つミニトマトは、お水をたっぷり与えてもサイズが劇的に大きくなることはありません。そのため、生産量を安定させるために水分を多く与えて育てられることが多く、どうしても「水分で味が薄まりやすい」という弱点があります。
しかし私たちは、「水で薄まっていない、本当に濃くて甘いトマト」を作りたかったのです。
だからこそ、元々小さい品種を選ぶのではなく、「本来なら中玉に育つフルティカを、極限まで小さく育てる」ことに大きな意義を見出しました。
50〜100gの中玉を、あえて「12〜25g」に抑え込む
私たちが収穫するトリコは、わずか12〜25g。なんと、通常の中玉トマトの半分から1/4ほどの小ささにしかなりません。
これを実現しているのが、「アイメック農法」という特殊な栽培技術です。特殊なフィルムを用いてトマトに与える水分を極限までコントロールすることで、以下のような魔法が起こります。
・成長の制限:厳しい環境に置かれたトマトは「これ以上は大きくなれない!」と成長を止めます。
・栄養の凝縮:生き残るために、自らの内部に糖分、アミノ酸、そしてGABAやクエン酸などの栄養素をギューッと詰め込みます。
大きさを捨てて、「究極の味」を選んだ証
つまり、トリコの小ささは、水分で薄まっていない「100%濃縮された旨味の結晶」である証なのです。
中玉トマトになるはずだったエネルギーのすべてが、この小さな一粒に閉じ込められていると想像してみてください。あの口に入れた瞬間の圧倒的な甘さと、弾けるような濃い味の理由がお分かりいただけると思います。
大きく育ててたくさん収穫する「効率」を捨ててでも、私たちはこの極限まで凝縮された「究極のひと粒」を選びました。見た目は小さくても、中身はどの中玉トマトよりもパワフルなトリコ。その凝縮された生命力の味わいを、ぜひじっくりと噛み締めてみてくださいね!


