皆さま、本日もお疲れ様でした!よしかファームです。
せっかく真っ赤に色づくまで育ったのに、お客様にお届けできず廃棄になってしまうトマト。その一番の原因が何かご存知でしょうか。
それは、収穫を目前にしてトマトの皮がパチンと「弾けて」しまう現象です。物理的にぶつけたわけでも、水をやりすぎたわけでもありません。私たちはハウス内の温度や水やりを徹底管理していますが、それでも稀に、わずかな「湿度」の変化で弾けてしまうことがあるのです。
今回は、私たちが毎日ハウスの中で向き合っている「目に見えない空気(湿度)との戦い」についてお話しさせてください。
水分を我慢し、自ら養分を蓄える。だからこそ最後の敵は「湿度」になる
通常、トマトは水を与えすぎると実が急激に膨らんで割れて(弾けて)しまいます。だからこそ私たちは「アイメック農法」という特殊な技術を使い、トマトが欲しがる水分を極限まで抑え込んでいます。
水が足りない過酷な環境に置かれると、トマトは自ら生き残ろうと、水分ではなく「糖分」や「養分」を実の中に必死に蓄え始めます。水分の吸収を制限することで、決して大きくならない小さな実の中に、極上の甘みと旨みをパンパンに凝縮させているのです。
しかし、水分を厳しく制限して「極限まで喉が渇いた状態」にしているからこそ、トマトは空気中の「湿度(水分)」に対してものすごく敏感になってしまいます。雨の日などでハウス内の湿度が少しでも上がると、空気中の水分をわずかに吸い込み、限界まで詰まった中身が膨張して、皮が耐えきれずに弾け飛んでしまうのです。
効率を捨ててでも貫く「極限の水分制限」と、職人の緻密な管理
水の制限を緩めれば、湿度の変化にここまで敏感になることはありません。しかし、少しでも甘やかして水分を与えてしまえば味が薄まり、決して『tricho』のあの感動する味にはならないからです。
だからこそ私たちは、常に実が弾けてしまうリスクと隣り合わせでも、この極限の水分制限を決してやめません。
「いつ空中の水分を吸って弾けてしまうか分からない」という繊細な実と向き合いながら、天候を読み、ハウスの暖房や窓を細かく調整して温度と湿度を徹底的にコントロールする。その神経をすり減らすような緻密な管理をやり遂げた先にしか、私たちが目指す「究極のひと粒」は生まれないのです。
一口で溢れ出す「奇跡のひと粒」。一切の妥協を捨てた極上の甘さを
徹底した温度・湿度管理を行ってもなお、稀に弾けてしまうほど繊細で、中身が限界まで詰まった『tricho』。
無事に収穫の日を迎えることができた果実は、一口噛んだ瞬間にパチンと心地よく弾け、中から濃厚な果汁と糖度8度以上の極上の甘さが溢れ出します。
私たちが職人の意地と徹底した管理で守り抜いた「限界突破の美味しさ」。大量生産は決してできませんが、一切の妥協を捨てたこの特別なフルーツトマトを、いつも頑張っているご自身へのご褒美として、ぜひ一度味わってみてください。


